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野菜は洗う?洗わない?残留農薬との関係や種類別の洗い方もご紹介2023.09.26

野菜を洗う女性

 

料理に野菜を使う時、どのような下処理をしていますか?サッと洗って調理しているという方が多いと思いますが、どの野菜を洗うのか、またどのように洗うのかあまり意識していない方がほとんどではないでしょうか。そこでこの記事では、野菜を洗う必要性や、種類別の野菜の洗い方について解説していきます。

この記事を読むための時間:3分

野菜は洗う?洗わない?

スーパーなどで売られている野菜は、一見とてもきれいに見えますが、調理する際は基本的に洗うのがルールです。にんじんや大根、玉ねぎなど皮を剥く野菜に関しては洗う必要はありませんが、皮を剥かずに食べる場合はきちんと洗う必要があります。

 

キャベツやレタス、白菜などは外側の葉を除けば洗わなくても食べられますが、芯の近くに小さな虫や土などの汚れが付着していることがあるため、やはり洗うのがベターです。

残留農薬の危険性は?

安全性の観点から言うと、残留農薬の危険性は心配しなくても大丈夫です。野菜の残留農薬基準値は、1日に食べる野菜や果物に含まれる農薬の合計が、その薬品の一日摂取許容量(生涯にわたり毎日摂取しても健康に害を与えることがないと推定される化学物質の最大摂取量のこと)の80%以内におさまるように定められています。

 

つまり、使用法が守られていれば、農薬が残っていても健康被害が出ることはありません。とはいえ、土などの汚れや残っている農薬はきちんと洗って取り除いた上で食べた方が良いでしょう。

【種類別】野菜の洗い方

ここからは野菜の洗い方を種類別にご紹介します。

果菜類

トマトやピーマン、ナスなどの果菜類は、はじめに水につけてから流水で一つ一つ洗います。ヘタやイボの周りには土や汚れがたまりやすいので、指先を使って丁寧に洗いましょう。

葉野菜

キャベツやレタスなどのように葉が重なり合っている葉野菜は、葉を1枚ずつはがして洗います。一見きれいに見えても、特に芯に近い部分の内側に小さな虫や虫の卵、土などが付着していることがあるので、1枚ずつしっかり流水で洗います。

 

ほうれん草や水菜、小松菜といった根元部分が密集した葉野菜は、根元部分に汚れがついていることが多いので、ボールに水を入れて根元がつかるように入れて数分間放置した後、根元部分を広げながら流水で丁寧に洗いましょう。

花菜類

ブロッコリーやカリフラワーなどの花菜類は、花蕾の中の汚れを落とすために水につけて洗います。ボールに水を張り、茎の部分を持って逆さにして花蕾部分を浸けながら振り洗いします。水を替えてもう一度繰り返したら、流水で全体を洗って仕上げます。

根菜類

じゃがいもやさつまいも、大根、ごぼう、にんじんなどの根菜類は、土が付いていることが多いので手でしっかり洗います。くぼんだ部分に土がたまりやすいので、たわしやブラシを使うのもおすすめです。皮に近い部分にも栄養が多く含まれているので、きちんと汚れを落として皮ごといただくと栄養素を有効に摂取できますよ。

発芽野菜

豆苗やカイワレ大根のような発芽野菜は、土台から切り離すか、土台をつけたまま食べる部分を下にして振り洗いします。もやしは袋詰めの際にきちんと衛生管理されているので洗わなくても食べられますが、購入してから日にちが経っている場合は軽く洗った方が安心です。

きのこ類は基本的に洗わない

なめこ以外のきのこ類は、洗わないのが基本です。きのこ類を水で洗うと水分を吸って風味が飛んでしまうため、水洗いは避けましょう。汚れが気になる時は、湿らせたキッチンペーパーやふきんで優しく拭いて汚れを落とします。ぬめりのあるなめこは濡れたふきんでは対応できないため、ザルにあけて流水で洗いましょう。

野菜は正しく下処理して美味しくいただこう

きのこ以外の野菜は調理前に洗うのが基本です。野菜の形状や性質によって洗い方のポイントが違うので、正しい洗い方を意識しながら汚れを落とすことが大切です。せっかく野菜をきれいに洗ってもまな板や包丁などが汚れていては台無しなので、調理器具の衛生管理にも気をつけましょう。


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