ハーブの保存方法は?種類ごとのテクニックや鮮度の目安に紹介2024.02.12
さまざまな料理に役立つハーブですが、一度の料理で使いきれないことも。そんな時にはどのように保存すれば良いのでしょうか。今回は、ハーブを新鮮なまま保存するテクニックや、保存期間の目安についてご紹介します。
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ハーブの保存方法
ドライハーブは、ほぼ購入時のままで保存できますが、フレッシューハーブは品質を保つために正しい保存が大切です。ここでは、フレッシュハーブの保存方法について詳しくご紹介します。
ビンで保存
ビンでの保存は以下の手順で行ってください。
- ふた付きビンを用意(ハーブのサイズに合えば何でもOK)
- 底から1cm程水を入れる
- ハーブの茎が水に接触するように立てた状態で入れる
ポイントは葉が水と接触しないようにすることです。ハーブの種類によっては、水に浸かった部分から変色してしまいます。新鮮なハーブであればこの状態で1週間は保存可能です。
タッパーで保存
タッパー保存は以下の手順で行ってください。
- ハーブを水にさらして水分をよく切る
- キッチンペーパーを水に濡らし軽く絞る
- タッパーの底に絞ったキッチンペーパーを敷く
- ハーブを入れてキッチンペーパーで覆う
- 蓋を閉めて冷蔵庫へ保存
保存している間も水分が失われないため、買ってきたばかりの状態を保つことができます。ただし、次第に劣化していくため1~2週間以内には使い切るようにしてください。
ドライハーブにして保存
ハーブを長期間保存したい場合には、ドライハーブにするのがおすすめです。自宅でドライハーブを作る際は、以下の手順で行ってください。
- 使用する葉や花弁を取って、水洗いします。
- キッチンペーパーで挟み、しっかり水分を取ります。
- 耐熱皿にハーブを広げて加熱します。(500wで3分を2回が目安)
- 追加で10秒ずつ加熱してハーブをパリパリにします。
- パリパリになったら30分程放置し、水分を完全に飛ばします。
ドライハーブを保管する際は、瓶に乾燥剤を一緒に入れて直射日光を避けて常温保管しましょう。ドライハーブにすれば、1年程の保存が可能です。しかし香りが完全に飛んだり、カビのようなものが確認された場合は早めに処分してください。
ハーブはどのくらいもつ?
ハーブは風味が損なわれない期間が賞味期限と考えられています。一般的に販売されているハーブは1~2週間が目安とされていますが、「柔らかいハーブ」「丈夫なハーブ」でその期間が若干異なります。それぞれのハーブの特徴と、保存期間についてご紹介します。
柔らかいハーブ
柔らかいハーブとはバジルやパセリ・ミントなど、茎が柔らかい葉ものを指します。フレッシュハーブのままで保存する場合には、保存方法にもよりますが、ミントで3~4日それ以外の種類は1週間ほどが目安と考えて使い切るようにしてください。
丈夫なハーブ
丈夫なハーブとはローズマリーやタイムなど、茎が木の枝のようになっているものを指します。フレッシュハーブのままで保存する場合には、保存方法にもよりますが、2週間ほどが目安と考えて使い切るようにしてください。
ハーブは冷凍保存も可能
フレッシュハーブは冷凍保存も可能です。生のハーブに比べると、風味は少し落ちてしまいますが、ドライハーブとは違うフレッシュ感が楽しめます。冷凍保存は使いたいハーブの水分をよく拭き取り、使いやすい大きさにしてから、ラップやフリーザーバッグなどで密閉保存してください。
解凍すると色が黒ずんでしまうものもあるため、凍った状態のまま料理に使うのがおすすめです。1カ月ほどを目処に使い切ってください。
下ごしらえ・調理をしてからの保存もおすすめ
ハーブは、製氷皿にオリーブオイルやスープと一緒に入れて凍らせて作るハーブキューブや、ペースト状にして保存するのもおすすめです。ハーブキューブはそのまま炒め物やソテーの味付けにも使えますし、スープと凍らせたものはお鍋に入れるだけと時短できます。ペーストは料理の味付けはもちろん、パンや野菜につけるなど楽しみ方も広がりますよ。
ハーブは正しい保存方法で香りや風味を長く楽しもう
ハーブは生もののため、手を加えなければ劣化は早まります。長く風味を楽しむためには、正しい保存方法を知っていつでも新鮮な味を楽しめるようにしましょう。今回の記事を参考に、自分がよく使うハーブの保存方法をチェックしてみてください。